２０件の無錫市特許賞が８０億元近くの収入成長を実現

創新力をアピールした二つの年間賞が近日発表された。第１８回中国特許賞で、発明特許優秀賞７つ、外見設計特許優秀賞２つを含む無錫の９件のプロジェクトが受賞し、受賞数は省内でもランキングの前に入っている。新しく発表された第九回無錫市特許賞は更に「科学技術の力」が感じられ、２０件の受賞項目は新たに合計８０億元近くの売上高を増した。

「顆粒状調理食品に用いられるパルススプレーマイクロ波フリーズドライ装置及びその均一化高効率加工法」は今年同時に中国特許賞と無錫市特許賞を申請した。「無錫市特許賞金賞を取りました。同時に中国特許賞の発明特許優秀賞でもあります。」発明者の一人である、江南大学張慜教授は十年間の努力がやっと実ったとは思えないほど落ち着いた声でこのいい知らせを伝えました。一言で読みにくい特許の名前だが、その応用はとても日常的なものであったーーそれはお菓子だ。「サクサクの枝豆、ぱりぱりの椎茸、食べたことありますか？」張慜は乾燥分野で長年研究し続けており、これは彼が８６３プロジェクト「食品の高効率で省エネルギな乾燥技術と設備の開発」の難題をクリアした「代表作」の一つであり、特許は２０１３年１２月１１日に授権された。

「７軒か８軒の企業がこの特許を使用していますね。」張慜の紹介によると、その内多くは産学官連携の多い企業であり、この特許を使用した大半の製品は輸出品である。元々１０時間かけて製造される「サクサク」スナックはこの特許を応用することで、３時間程度で作れるようになり、高効率と省エネルギーの効果は一目瞭然である。市科学局のデーター統計表を開くと、無錫市特許金賞は特許を使用した企業にもたらした効率は以下の通りである。新しく増えた売上高は合計６億元を超え、新たに６千万元あまりの利益が増え、その内２０１４年～２０１５年新たに増えた輸出額は１億元である。

事実上、第九回無錫市特許賞で受賞した５件の「金賞」は皆高い価値があるのだ。５件の金賞は江南大学のプロジェクト以外にもタービンブレードの「レーザーコーティング防水耐食タービンブレードの加工プロセス」、東恒新エネルギー科技の「カーボンナノチューブ純化システム」、華光ボイラーの「亜臨界貧石炭燃焼スラックボイラー」、矽瑞マイクロ電子の「スイッチ電源インダクタンス電流コントロール技術」を含む。この５つの特許が市場でその科学的実力を表している。特許が実施されて以来、新たに合計５億元を超える。第九回無錫市特許賞金賞５つ、優秀賞１５件はいずれも優秀製造分野と新興産業分野のもので、新たに増えた売上高は合計８０億元。

中国特許賞の無錫受賞名簿は町の企業創新主体地位を表している。発明特許優秀賞と外見デザイン優秀賞の９件の受賞単位は江南大学、ファスングループと武漢理工大学が共同申請したもの以外、全ての申請単位は企業である。以下の企業を含む。江蘇龍源触媒有限会社、江蘇国信協聨エネルギー有限会社、無錫華光ボイラー株式会社、江蘇電力会社無錫給電会社、北京トリードアウトドア用品株式会社と無錫恒諾紡績科技有限会社。新日電動自動車株式会社、無錫リトルスワン株式会社。

科学技術創新へ対する熱情は特許から見られる。市科技局の四半期統計によると、去年の第三四半期まで、我が市が申請した特許は54537件、特許授権量23618件、特許申請量24135件、三つの指標は全省第二位。万人特許所有量は31.40件、一年の目標を事前に達成している。2014年、2015年、我が市は連続二年で全国知識所有権示範都市作業先進団体に選ばれた。