オーストラリアNEPEAN RIVER DAIRY社の越境販売中国本部が無錫高新区に入居

9月21日、無錫市副市長の王進健氏は東風グループＣＥＯ王培玉氏らと会見し、オーストラリアNEPEAN RIVER DAIRY社の越境販売中国本部が無錫高新区に入居するという契約を結んだ。

王進健氏の話では、オーストラリアNEPEAN RIVER DAIRY社の中国越境販売本部の無錫への入居は綜合保税区のモデルチェンジと貿易のさらなる展開に重要な役割を果たしているという。また彼はこれがきっかけで、NEPEAN RIVER DAIRYを中心とした越境販売プラットフォームを構築するという期待を寄せた。

王培玉氏は東風グループとNEPEAN RIVER DAIRYブランドの発展の歩みを紹介した。また、同氏は「NEPEAN RIVER DAIRYが無錫の高新区に入居したのは、無錫高新区ポートの通関効率が高い、制度が完備されているからである。今後、弊社は引き続き資源の優位性を発揮し、全力でNEPEAN RIVER DAIRYブランドの販売業務の展開、トップレベルの越境消費品全産業チェーンの販売本部を建設に全力で取り組んでいく」と話た。

近年、中国国内の外国製乳製品への高まるニーズに応じて、東風はオーストラリアで、百年の歴史がある牧場とオーストラリアのトップの乳製品加工工場を買収した。同時に東風はNEPEAN RIVER DAIRYのブランドを運営し、オンラインとオフラインの販売モードを両方採用し、京東（JD.COM）、天猫（Tmall）、1号店などのオンラインプラットフォームに入居し、礼閣仕、Ｏｌｅ（オーレ）、大潤発（RT-MART）など大型スーパーと協力し販路を拡大していく。

2015年、東風グループは、無錫の高新区で無錫東峰佳品貿易有限公司を設立し、パスツール低温加熱殺菌法による新鮮な牛乳と他の乳製品の輸入審査、サプライヤーチェーンの設立と販売の地元化を実現した。2016年5月NEPEAN RIVER DAIRY社は中国に進出し、高効率で穏やかなコールドチェーンを構築した。それにより、オーストラリアの生産ラインから、国内の商店やスーパーに入るまでわずか3日間しかかからなかった。

この契約によると、東風は全国の業務と資源を統合し、NEPEAN RIVER DAIRY社の商品を販売すると同時に、中国・オーストラリアの自由貿易協定に基づく輸入関税の優位性を発揮し、保税や貯蔵、越境貿易などの業務を展開し、NEPEAN RIVER DAIRYが牽引するオーストラリア輸入の中高レベル消費品の越境販売プラットフォームを構築しようとしている。