黄欽氏、TDKラムダ中国本部プロジェクトの調印式に出席

TDKラムダ中国本部プロジェクトの調印式現場

4月19日、無錫市市長の黄欽氏はTDKラムダ中国本部プロジェクトの調印式に出席し、TDKラムダ株式会社代表取締役社長の矢代博行氏及びTDKグループ中国本部CEOの浅沼俊英氏と会見した。無錫市副市長の王進健氏、高新区区長の封暁春氏などが同席した。

黄欽氏は世界一の産業機器向け電源メーカーであるTDKラムダを高く評価した一方、無錫の産業構造を最適化することにTDKラムダ中国本部プロジェクトは重要な意味を持っていると述べ、歓迎の意を表した。同氏によると、無錫はTDKラムダのような製造業や戦略性新興産業に携わる企業を誘致し、現代化の産業システムを構築しようとしている。そして無錫市委、市政府はTDKラムダとの協力を重視し、今回のプロジェクトの実施と同社の中国進出を力強く支援しようという。

これに対して、矢代博行氏は無錫市委、市政府から得った支援を深く感謝したほか、TDKラムダは無錫との連携をより一層推進し、無錫の経済発展に助力しようと今後の展望を語った。

矢代博行氏（左）と黄欽氏（右）

TDKラムダ中国本部プロジェクトの投資額はおよそ5億元（1元は約16.7円）で、工場の敷地面積は15200平方メートルに達し、うち研究開発センターは3000平方メートル以上を占める予定という。今回のプロジェクトが完成したら、TDKラムダ中国本部はTDKグループ初の研究開発、生産、販売、アフターサービスなどの業務が一体化する企業となり、その年間売上高は10億元に至る見込み。