高新区、基幹産業生態系を最適化へ

華虹マスクアライナー第一陣の導入儀式

高新区が去年発表したデータによると、同区の集積回路産業の売上高は800億元を超え、全国シェアの12.5%を占めていた。集積回路産業は最も代表的で競争力のある新興産業として注目を受け、高新区では現在200社余りの集積回路企業及び3万人近くの従業員が集まっている。「全区の集積回路産業は『設計、製造、テスト、関連産業支援』という産業チェーンに基づき、長年の発展を経てモノのインターネット、スマート製造、5G通信、新エネルギー車（NEV）などの応用産業におけるコア技術となり、産業協同発展の効果が益々顕著で、完全な産業チェーンが形成され、産業生態系が最適化されている」とある高新区工信局の責任者は語った。

今年第2四半期では、高新区の集積回路産業が目覚しい発展成果を取った。86億ドルまで投じられたSKハイニックスの第二工場ブロジェクトは4月から竣工し、101社の中国、韓国系企業がが同プロジェクトに関わったという。SKハイニックスは現在、中国のDRAM市場のシェア35%を占めている。第二工場の設立による同シェアが45%に伸び、SKハイニックス無錫公司が投資規模、生産能力、技術応用などの面における世界一の10nmクラスDRAM製品の生産基地になると見込まれている。

また、6月上旬では、華虹無錫集積回路研究・開発・製造基地12インチ生産ライン建設プロジェクトのマスクアライナー第一陣が導入された。華虹半導体（無錫）有限公司副総裁の倪立華氏は、無錫の半導体技術はこれより8インチから「12インチの時代」に入り、生産プロセスも130nmから55nmまで飛躍的に高まると期待を寄せた。華虹無錫プロジェクト一期に続き、無錫二期、三期工場の設立も計画されていて、華虹は無錫で3つの12インチ生産ラインを建設する予定という。