高新区、新インフラ整備へ

写真・無錫高新区管理委員会

最近、無錫高新区の新インフラ（デジタルインフラ）整備の朗報が相次ぐ。IoT産業基地や科学技術産業園など、多くのプロジェクトが成約・着工した。これらの新インフラプロジェクトは人工知能、インダストリアルインターネット、IoTなどの分野における産業発展を推進するとともに、製造業技術・設備向上を促し、新型サービス業と新経済の発展を支え、無錫のデジタルエコノミー発展のための新しい原動力を引き出す役割を果たせる。

5G基地局は無線信号の伝送を高速化し、5G通信のコアといわれる。今年以来、高新区は5G基地局設置を急ぎ、今年の設置目標は1300局以上で、7割近くはすでに完成され、年末まで重点区域のネット接続が実現されるという。5G基地局の実用化と伴い、5Gの活用シーンも増えている。蘇南碩放国際空港が5Gスマート空港を建設し、保安検査や旅客サービスなどのスマート化に取り組んでいる。新型コロナ感染症が未だ終息していない中、医療用ロボットの導入は医者と患者の接触を減少しながら治療を進めることができる。こういうロボットを開発した無錫企業、識凌科技によると、識凌の医療用ロボットはすでに一部の病院で試行的に使用されている。

6月、「無錫高新区（新呉区）デジタルエコノミー質の高い発展の推進加速の３ヵ年行動計画（2020～2022年）」が発表され、2022年まで無錫をデジタルエコノミー発展の「高地」にする目標を提示した。「デジタルエコノミーのインフラ整備をしっかりし、5Gネットワーク、データセンターなどの新インフラを中心に、情報通信インフラの整備をも向上させ、都市インフラのデジタル化、デジタルエコノミー発展の土台を作る」と高新区工業情報化局のある責任者は伝えた。