投資総額30億元　薬明生物の新プロジェクトが高新区に

写真・無錫高新区在線

11日、無錫副市長。高新区党工委書記、新呉区委書記の蒋敏氏は薬明生物社（ウーシー・バイオロジクス）の陳智勝CEOと会見し、同社のCDMOプロジェクト及びイノベーションセンター設立調印式に出席した。

蒋敏氏はまず、薬明生物社に歓迎と祝賀の意を表した。同氏によると、近年、高新区はバイオ医薬産業群の育成を加速させ、バイオ医薬産業の生態系を構築し、アストラゼネカをはじめとする業界大手企業を集め、優れた産業基礎を整えた。薬明生物はバイオ医薬のCDMO分野において大きな影響力を有し、今回のプロジェクトは高新区のバイオ医薬産業集積・発展を推し進めると同時に、そのイノベーションセンターは高新区のバイオ医薬イノベーション創出業態に新たな活力を注ぐ。高新区は薬明生物との協力を重視し、同社の牽引する役割を果たしてもらい、共にバイオ医薬の生態系をつくると願っている。

それに対し、陳智勝CEOは高新区に感謝した。高新区は優れたバイオ医薬産業基礎、ビジネス環境を有し、薬明生物の新プロジェクトにとって最適な立地だと言っても過言ではない。プロジェクト発足後、薬明生物は引き続き高新区のバイオ医薬産業発展に貢献する。

薬明生物は世界の先頭に立つバイオ製薬大手である。同社は2017年、香港証券取引所で上場し、現在の時価総額は約900億香港ドル（1香港ドルは約13.7円）に達し、2018年の売上高は25.35億元（1元は約15.6円）という。薬明生物は今回、投資額を追加して高新区のプロジェクトに1億ドル（1ドルは約107.1円）まで投じ、国際一流の抗体・毒素複合体薬物の研究開発生産プラットフォームを設立し、世界中のバイオ医薬業者にバイオ複合体薬物の原液、製剤の研究開発、治験、商業生産などのサービスを提供し、先端腫瘤ワクチンの開発などという新技術のプラットフォームを構築しようとしている。