独Vaillantアジア太平洋地域研究開発製造拠点プロジェクトが高新区に入居

2月15日、ドイツVaillantアジア太平洋地域研究開発製造拠点プロジェクトが無錫高新区に入居した。これは世界暖房業のトップ企業であるVaillantグループが欧州以外に初めて設立した、そして唯一の研究開発製造拠点でもある。

無錫市市長趙建軍氏とドイツVaillantグループの最高経営責任者(CEO)Norbert Schiedeck氏はビデオ通話の方式で協力の拡大、未来ビジョンについて深く交流し、またオンラインでプロジェクトの契約調印に立ち会った。

趙建軍氏はドイツVaillantグループが長期にわたり、無錫の発展に多大なサポートを与えたことに対して感謝の意を表した。近年無錫の経済・社会の発展状況を簡単に紹介した後、「Vaillantグループは世界暖房業で140年以上歩んで深耕してきて、ユーザーと市場に認められており、尊敬される国際的に有名な企業である。無錫には整った産業環境、便利な開放環境、優れるビジネス環境、すばらしい居住環境を備え、今力を合わせて「4・6・5」現代産業システムを強固にし、格上げし、新時代の商業・工業都市を作っており、外資系企業が無錫で発展するために広い舞台を提供する」と述べた。

Vaillantグループは今回の調印を契機に、無錫で投資を拡大し、無錫で深耕し、プロジェクトの建設を共同で加速し、先端製品の生産ラインを導入し、タイミングを見極め、二期計画案の設計に取り掛かり、プロジェクトを推進して早期に着工し、早期に操業開始し、早速に効果を生み出すことを望む。産業生態を共同で改善し、先導企業のけん引の役割を十分に発揮し、より多くの川上・川下企業と同生態圏の企業を引き寄せ、手を携えてより世界的競争力のある暖房設備産業クラスターを作ることを望む。協力分野を共同で開拓し、無錫での研究開発、生産、販売、仕分けの機能を強化し、拠点化・本部化発展の実現を加速することを望む。無錫は、企業が発展し、プロジェクトを建設するために行き届いた要素保障と政務サービス及び最も優れるビジネス環境を提供するように取り組み、双方の互恵協力がより高いレベルに上がるように推進していくと趙氏は付け加えた。

Norbert Schiedeck氏はVaillantグループの発展を支援してきた無錫に感謝の意を表し、そして企業の研究開発と生産状況を簡単に紹介した。Vaillantグループは一貫して研究開発への投資を拡大することに力を尽くし、製品と技術の研究開発のレベルを絶えずに向上させ、より完備なサプライチェーンネットワークの構築に力を入れてきて、過去数年間に中国市場へ投資するよう多くの欧州サプライヤーを引き寄せた。今回、無錫でここ数年来最大の投資を行ったのは主に無錫の強固とした産業基盤と優れる生活環境への高い評価に基づいたことであるとともに、教育レベルの高い無錫は企業に素養が高いエンジニア人材を育成することができるためである。双方が手を携えてプロジェクトの早期着工、早期操業開始を促進し、共により美しい未来を作り出すことを期待すると示した。

今回入居したVaillantアジア太平洋地域研究開発製造拠点プロジェクトは投資が2億ユーロに達した。敷地面積は約160ムー（約10万6667平方メートル）であり、そのうち、1期は96ムー（約6万4000平方メートル）で、世界一流の壁掛け式ガス炉（個別暖房）、温水器、換気システムなどの製品の研究開発と生産を導入する予定。

第1期は今年第一四半期に建設を開始し、来年末に完成し、操業開始する予定。建設完成後、Vaillantグループのグローバル研究開発生産ネットワークの要衝の一つになるとともに、同グループに備わる科学技術研究開発と生産における優位性と無錫のスマート製造の発展の優位性の融合を促進し、無錫が産業強市の建設と質の高い発展のために強力な原動力を注入する見込み。