11月21日、無錫市高新区重点日系企業産業協力マッチング大会が上海で開催された。「開放協力、手を携えてウィンウィンを実現」をテーマにした同大会はフォーチュングローバル500社にランクインした多国籍日系企業、戦略的新興産業の日系企業、日本大手金融機関、商会・協会の上海駐在代表、関連産業の会長団体の代表を幅広く招待し、協力についてともに話し合い、発展をともに図り、「日系資本投資高地」というブランドを輝かせ、力を合わせて長江デルタ地域におけるよりハイレベルの中日協力モデルを作り上げる。
全国日本経済学会副会長呂克倹氏、日本駐上海総領事館副総領事兼経済部長森祐一郎氏、日本貿易振興機構(ジェトロ)上海事務所副所長高村大輔氏、中国アジア経済発展協会会長権順基氏、無錫市元政治協商会議主席、中国アジア経済発展協会諮問専門家貢培興などのゲストが同大会に出席した。無錫市高新区党工作委員会副書記、管理委員会副主任、新呉区副書記、区長章金偉氏が大会に出席してあいさつをした。高新区指導者洪延煒氏、華艶紅氏及び無錫市商務局、無錫税関、無錫市高新区関連部門の責任者、100人余りの日本多国籍企業中国地域本部の幹部、日本大手商会・協会中国地域代表などが同大会に参加した。
長江デルタ地域ひいては全国屈指の「日系企業の高地」である無錫市高新区が1992年成立した当初、導入した第1社の外資企業は日系企業であった。現在、高新区には400社近くの日系企業が集積しており、52社のフォーチュングローバル500社にランクインした日系多国籍企業の投資は累計120億ドルを超え、日系企業の売上規模は1300億元近くになった。無錫市高新区は江蘇省で規模が最も大きな日系企業の区レベルの集積エルアになった。
章金偉氏はあいさつのなかで以下のように示した。ここ30数年、無錫市高新区は日本各界との経済貿易協力を大いに拡大し、対日の企業誘致・資本導入における「先発優位性」が次第に現れてき、長江デルタ地域一流の、中国国内に強い影響力を持つ日系企業の投資集積エリアとなった。対日協力には4つの顕著な特徴が見られる。第一に、投資の連続化と日増しに大きくなる規模。第二に、発展の連鎖化と明らかなクラスター効果。第三に、研究開発の拠点化と強いイノベーション能力。第四に、生産規模化とよい経済効果。
「今年は『中日平和友好条約』締結45周年であり、中国の改革開放45周年でもあり、双方の互恵協力はより長期的かつ安定的なものになります。現在、無錫市高新区は世界的な影響力を持つハイテクパークの建設に力を入れており、中国式現代化先行モデルを目指しており、日本各界とより緊密に手を携え、全方位的な戦略協力を強化することを期待しています。具体的に言えば、第一に、産業プロジェクトの協力を強化し、産業チェーンを拡大すること。第二に、市場とのマッチングを推進し、バリューチェーンを引き上げること。第三に、科学技術革新協力を展開し、イノベーションチェーンを整えること。高新区は最大の誠意と努力をもって、コミュニケーションを全面的に強化し、実際の難題を積極的に解決し、サービス保障を行き届いたものにし、高新区の日系企業、そして高新区に投資・発展する意向のある日系企業のために最も優れる発展環境を作ります」と章氏は付け加えた。
呂克倹氏は全国日本経済学会を代表して同大会の開催に対し、祝賀の意を表した。「今回の大会を通じて、中日双方は集積回路、新エネルギー、バイオ医薬、健康養老などの分野での協力の質とレベルを高め、無錫市で投資と生産を拡大するようにより多くの日本企業を引き寄せ、日本との経済貿易協力と友好交流を絶えずに深化させ、互恵とウィンウィンを実現し、新時代の要求に合致する中日関係の構築に積極的に貢献します」と同氏は述べた。
森祐一郎氏はあいさつの中で「日中両国の企業が新しい情勢の下で市場の新しい需要と変化に積極的に対応することを共に検討するのは、両国首脳が達成した共通認識を脈々と受け継ぎ、時宜にかなうものです、在上海日本総領事館はこれまで通りに日系企業の中国進出を支援し、地域及び両国の経済に一層貢献していきます」と話した。
高村大輔氏はあいさつの中で「日本貿易振興機構は無錫市との協力関係を非常に重視しており、当該大会をきっかけに、無錫市高新区と日本企業のバイオ医薬、スマート製造、新エネルギーなどの複数の分野での交流協力をさらに推進していきます」と言った。
権順基氏はあいさつの中で「中国アジア経済発展協会は企業のために交流と協力のプラットフォームを構築し、地方政府の企業誘致・資本導入活動と中国企業の海外進出と外国企業の中国進出を促進することに力を入れています。双方の共同の努力を通じ、日系企業が無錫市で更に広くて深い協力を展開することを再び促進し、互恵ウィンウィンの目標を実現します」と示した。
大会では、無錫市高新区管理委員会副主任、新呉区副区長華艶紅氏が無錫市高新区の投資環境についてテーマ講演をした。みずほ銀行、三菱UFJ銀行、三井住友銀行、PWC、KPMG、デロイトの6社が無錫市高新区傑出企業誘致パートナーに選ばれた。長年にわたり、無錫市高新区はかわることなくグローバルな視野をもって世界有名な企業、投資機関、コンサルティング機関と全面的な協力関係を深め、協力とウィンウィンの「企業誘致パートナー」モデルを確立した。みずほ銀行をはじめとした複数の世界的に有名な企業機関が無錫市高新区の対日の企業誘致・資本導入の重要な戦略的協力パートナーになった。
同大会で中国アジア経済発展協会日本企業(無錫)協力交流センターも設立された。当センターは中国アジア経済発展協会の対日経済貿易協力プラットフォームの資源優位性と無錫市高新区の日系企業集積の優位性を十分に組み合わせ、未来に向けたよりハイレベルで新たなプラットフォームキャリアを構築し、高新区が新しい情勢の下で日本の産業、イノベーションなどの分野の優秀な資源の導入に助力し、中日企業が産業チェーン、イノベーションチェーン、サプライチェーンにおける深い連携協力の強化を促進する。
座談交流で、約20名の企業代表が発言し、イノベーション発展、グリーン発展、産業エコロジーの構築、開放政策、企業サービスなどからアイデアを出し合った。当該大会は熱烈な反響を呼び起こした。ゲストと企業代表は、今回の産業交流会はテーマが鮮明で、代表の発言と紹介、コメントは率直で実務的で、高新区と日系企業の開放的な協力の伝承と革新を体現し、日系企業と高新区が発展をともに図り、手を携えてウィンウィンを実現する決意を固め、また双方の今後のより質の高い互恵協力と質の高い持続可能な発展に助力したと示した。
新しい出発点に立つ無錫市高新区は更に完備した世界的な競争力の現代産業エコロジーの配置に力を入れており、全く新しい開放の大勢は無錫市高新区と日本各界の交流協力のためにさらに明るい発展見通しと巨大な潜在力を生み出している。今回の産業交流会をプラットフォームとし、無錫市高新区は引き続き日系多国籍企業、戦略新興産業の先導企業との連携と協力を深め、主導産業、先導企業、重大プロジェクトの誘致により大きな力を入れる。高新区は日系企業との深い友情を大切にし、開放と包容の態度、企業誘致と企業保護の行動、「海、百の川を納め」といった度量をもって双方が産業チェーンの「補強・補足・延長・新設」での連動を促進し、より多くの協力とウィンウィンの局面を作り、力を合わせてよりハイレベルな「日系資本投資高地」を作るために取り組んでいく。
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