外国人向けの訪問利便化措置10箇条を打ち出した無錫市

江蘇省無錫市は3月2日に記者会見を開き、「外国人向けの無錫市訪問利便化措置10箇条」（以下は「10措置」)を発表した。

無錫市は江蘇省の対外開放の重要な窓口で、たくさんの外国人が引きつけられ、ここに集まり、ビジネス活動や就業、学習、観光、生活をしている。外国人、外資企業は無錫市の経済社会の発展と国際経済貿易文化交流を促進する重要な力になっている。無錫市商務局の趙強局長は、「10措置」は経済貿易交流のニーズに応えること、外国人の体験を際立たせること、都市の国際化を大いに促進することの3つの面から考えて打ち出したものであると述べた。

「10措置」は「生活と就業の利便化」という切り口に焦点を当て、外国人が無錫市を訪問する時に必要なことを「第１の視点」とし、出入国、支払い、消費、ビジネス活動・就業、居住・移動、教育・医療という6つの利便化シナリオを設計した。今後、リスト式のサービスガイド、実用型の手続き案内をもって、外国人のために正確な無錫市「訪問ナビ」の提供を実現していく。

「10措置」は都市のハード環境、ソフトパワー、国際化イメージの３つの次元から出発し、外国人利便化の全体環境を最適化させ、複数の外国人利便化のモデル窓口を作ることを通し、無錫市の国際化気質を高め、無錫市の対外吸引力を強める。

具体的には、空港、ホテル、観光地、重要な商業圏で基本的な外国語対応環境を整え、ホットライン12345の外国語対応を増設し、110、120、119ホットラインの外国語対応の増設を促進し、都市の道路、橋、トンネル、歩行者通路施設などの市政施設、バス停での中英文の表示作業を進め、重点観光地の外国語表示の整備を強化することを通し、無錫市の国際化言語環境を改善する。また、都市の国際化イメージを最適化させ、より国際化の言語と方式で視覚イメージ、ブランドロゴ、宣伝標識・標語などの無錫市のIPシステムを完備し、「魅力無錫」の英文プラットフォームを整え、「錫位デビュー」（中国語で「錫」は「C」と発音が似ているため、ここは「Ｃ（センター）」としてデビューすることの語呂合わせ）の都市のネットワードイメージブランドを作る。

外国人無錫市訪問利便化モデル窓口の構築において、無錫市は10の外国銀行カード受付モデル商業圏、100の対外サービスモデル機関、1000の外国人友好シーンの建設を促進し、また外国人向けの無錫市訪問案内を作成し、空港、駅、ホテル、観光地、重要な商業圏で配布する。

今後、無錫市人民政府外事弁公室は「10措置」に基づき、統一計画と調整の役割を発揮し、機関連携、情報連動、資源共有を推進し、外国人により便利で、より効率的で、より正確なサービスを提供するとともに、言語環境を最適化させ、中国翻訳協会の専門家、大学教授、外国人の専門家などから構成された専門家顧問団を作り、国際言語環境建設の着実な展開に対してコンサルティングと指導を提供する。