5月初、無錫高新区の総合保税区にある検査・修理企業、ラッキーフォード(Luckyford)が、総合保税区内で修理した約48万元相当の国産ハードディスクは、無事にベトナムの顧客に引き渡された。これにより、江蘇省初の総合保税区における「国内修理貨物の直接輸出」事業が無錫高新区総合保税区で実現された。
これまで、貨物が中国国内で総合保税区外から総合保税区に入り、修理された後は、再び総合保税区外にある来源の場に戻す必要があった。しかし、商務部、生態環境部、税関総署が発表した2024年第7号「第三期総合保税区修理製品リストのリリースに関する公告」によれば、国内の修理待ち貨物で、総合保税区修理製品リストに含まれる貨物については、総合保税区で修理された後、直接海外に輸出することが可能になる。ラッキーフォードは、直接輸出が許可されたことで、会社の物流コストが15%削減され、新興市場の顧客拡大につながると述べた。
総合保税区内の企業がハイテク、高付加価値、環境保護基準を満たす修理サービスの展開をサポートすることは、新たな質の生産力の発展を促進する重要内容である。一連の産業推進、企業サービス、政策実行の全面的な実施を通じて、総合保税区にある主要な保税修理・検査企業は全体として安定した発展と持続的な成長を遂げており、良好な状況を示しておいる。
2023年、ラッキーフォードのハードディスク、固定ディスク、ネットワークストレージなどのハイエンドストレージ製品の修理・検査の第一線の輸出入額は前年比で29.84%の増加を記録し、ジェイビル(Jabil
)の無線基地局やクラウドコンピューティング・クラウドストレージ装置のグローバルな保税修理・検査の第一線の輸出入額も前年比で一定の増加があり、またQRT 株式会社(クオンタム・リスク・テクノロジー株式会社)は、SKハイニックスやハイテックなどの半導体製品に対する修理・検査の第二線の輸出入額において前年比で6.27%の増加を見せた。
これから、無錫高新区は活動の強化を継続し、保税修理・検査の新たな業態の品質向上と量の増加を推進し、ジョイアスなどの新規保税修理事業の企業が総合保税区への導入を加速させ、税関、ビジネス、生態環境などの関連部署との連携を強化し、無錫高新区総合保税区の保税修理作業専門チームの設立を推進する。また、世界的な影響力と競争力を持つ検査・修理センターの建設を加速させ、総合保税区の保税修理・検査公共サービスプラットフォームを構築し最適化することで、無錫高新区および無錫市内の企業に専門的かつ包括的な検査・修理の公共サービスを提供し、修理・検査企業がハイエンド機器の保税再製造分野への拡大を促進する。
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