無錫市高新区商務局のデータによると、今年1-6月、全区の実行ベース外資導入額は7億2900万ドルで、前年同期比で0.53%増加した。そのうち、先進製造業とハイテク産業における高新区の実行ベースの外資導入額が全市総額に占める割合はいずれも80%以上に達し、全市トップとなった。
無錫市高新区は外資の「高地」であり、1800社以上の外資企業が集まっており、全市総数の30%近くを占めている。その中には68社のフォーチュン・グローバル500の企業が投資した128件のプロジェクトが含まれている。また、江蘇省レベルの外資企業の多国籍企業の地域本部と機能性機関を多く抱え、全市の総数の46%を占める。
(写真・WeChat公式アカウント「無錫高新区」、以下同じ)
今年上半期の実行ベース外資導入額の構造から見ると、まずは重大な産業における外資導入が安定で秩序よく、そのうち製造業の実行ベース外資導入額は前年同期比30.9%増の6億200万ドルで、外資総導入額の82.6%を占めた。次に、ハイテクプロジェクトも外資の導入に取り組み、ハイテク産業の実行ベース外資導入額は前年同期比46%増の6億2100万ドルで、外資総導入額の85.2%を占めた。新規承認プロジェクトを見ると、1-6月に全区で契約外資額が12億9500万ドル新規増加し、そのうち新たに承認された契約外資額が3000万ドルを超えた外資プロジェクトは7件。
重大プロジェクト:際立つ「バラストストーン」の役割
村田製作所の積層セラミックコンデンサー(MLCC)の生産拡大プロジェクトは今年上半期に3000万ドルの外資導入を実現し、無錫村田電子の生産能力が徐々に向上している。無錫村田は無錫市高新区に根を下ろして30年以上発展を続け、無錫市で最大の日系企業となっている。今年4月に新たな協力協定が締結され、村田の無錫市における拠点化発展が推進されている。
高新区内のもう一つの昔からある日系企業であるシャープは、近年、高新区での拠点を拡大し続けている。現在、無錫市高新区に3社を設立し、生産、研究開発、販売及びサプライヤー管理を一体化した拠点を形成しており、同社のミディアム・スモールサイズの液晶ディスプレイ事業の世界第2の本部となっている。そして、今年3月にシャープは3000万ドルの増資を行った。
外資利用が順調に進んでいると同時に、外資の導入方式もますます多様になっている。今年多国籍企業は初めて企業管理センターを設立するかたちで無錫市高新区に投資した。
「海外進出」の歩みが止まらない
無錫市高新区は上半期に6回の大規模の海外誘致活動を行った。その範囲は日本、韓国、フランス、ドイツ、ハンガリーなどに及んだ。プロジェクトの総契約金額は15億ドルを超えた。
今年の4月と6月に、高新区の経済貿易代表団は2回も日本と韓国に訪問し、パナソニックの新エネルギー大径円筒形コアプロジェクト、クボタミニバックホー生産拡大プロジェクト、CMK新エネルギー自動車駆動基盤プロジェクト、Hyundai(ヒョンデ)モービス自動車安全製品生産拡大プロジェクトなどの優れる日韓系プロジェクトが契約された。そのほか、ヨーロッパでの企業誘致も多くの成果を収めた。
関係筋によると、下半期に無錫市高新区は海外企業誘致拠点の実体化運営を全面的に開始し、企業誘致担当を日本、韓国、シンガポール、ヨーロッパの海外イノベーションセンターに常駐させ、産業チェーンに関わる外資系リーディングカンパニーと外資系本部プロジェクトの誘致を強化する。同時に外資の導入方式を革新する。
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