無錫高新区、外資系企業新春懇談会を開催

春節を迎えるに当たり、無錫高新区は1月22日、外資系企業新春懇談会を開催した。高新区の主要な外資系企業の代表者、関連団体の責任者ら100人余りが一堂に会し、新年を祝うとともに、友好と未来について語り合った。

懇談会では、高新区の経済・社会発展及び外資系企業の発展状況が報告された。昨年1年間、高新区の輸出入総額は10.5％増の3938億元に達し、過去最高を記録し、無錫市で半分以上のシェアを維持し続けている。一年を通して、162件の外商投資プロジェクトを誘致し、外資実質導入額が11億4000万米ドルで、引き続き江蘇省のトップレベルを維持している。また、高新区の1827の外資系企業は無錫高新区と「運命共同体」の関係を築き、無錫高新区の未来を楽観視し、無錫高新区に投資したり、深く入り込んでいる。2024年、高新区の外資系企業は、一定規模以上の工業総生産額の60％、輸出入総額の78％、税収の56.3％を貢献した。トップ100社のうち、68社が外資系企業で、生産額の63％を占め、納税額が多い会社トップ100のうち、68社が外資系企業で、税収の70.4％を占めている。全区には24の省級多国籍企業地域本部と機能性機関がある。アストラゼネカの無錫供給基地が世界経済フォーラムで世界の先進的な工場「ライトハウス」に選出されたことに伴い、高新区の「ライトハウス」数が中国国内の高新区で第1位となった（3ヶ所）。 シュナイダーは江蘇省初の「持続可能性のライトハウス」に指定された。さらに、無錫高新区は第二陣江蘇省外資本部経済クラスターとして認定された。

2024年、無錫高新区は制度型開放の推進に力を入れ、バイオ医薬品研究開発用品輸入のための初の「ホワイトリスト」システムを確立し、江蘇省初のバイオ医薬品保税研究開発・革新的監督メカニズムの事例を模索した。碩放空港で240時間トランジットビザ免除政策を活用し、「無錫を訪れる外国人の入国円滑化を促進するための10の取り組み」をしっかりと実施し、入国、支払い、ビジネス、消費など外国人が入国する際に直面する6つの分野で円滑化促進活動を展開していた。国際旅客航路と貨物航路を増便し、企業の近くで通関することとコスト削減・効率向上をサポートした。無錫シンガポール工業園区を中国・シンガポール二国間協力メカニズムに組み入れることを積極的に推進し、国務院の「5つのセンター」の要求に従って総合保税区の新しいエリアの建設をしっかりと推進し、高新区の開放・協力レベルを「地域」から「国家」レベルに引き上げていた。

（写真・WeChat公式アカウント「無錫高新区在線」）

懇談会では、アストラゼネカ製薬会社、無錫村田電子有限公司など7社が「2024年度卓越貢献外資系企業」、無錫Pro-face電子有限公司、無錫シャープディスプレイテクノロジー有限公司など8社が「2024年度革新発展外資系企業」として表彰された。無錫電装汽車部件有限公司、久保田発動機（無錫）有限公司、ソニー電子（無錫）有限公司など10社が「2024年度社会貢献優秀外資系企業」に選ばれた。

無錫高新区党工作委員会書記、新呉区委員会書記の崔栄国氏は、無錫高新区の発展のために貢献した外資系企業に感謝の意を表し、無錫高新区はこれまで通り、外資系企業のために最も優れるビジネス環境を整え、外資系企業のコスト削減・効率向上・受注増加に全力を尽くし、外資系企業の発展と成長をサポートすると述べた。また、崔氏は高新区は引き続き、前もってサービスを提供し、政府と企業の間のコミュニケーションメカニズムを健全化し、より効率的に企業の課題解決と期待安定をサポートするほか、外資プロジェクトの実施、企業の経営、外国人人材の生活に最大限の利便性を提供し、外資系企業が安心して無錫高新区に投資・経営を行い、快適に生活できるようにすると強調した。

当日の会場では、16の重要な利益分配を用いた再投資の外資系プロジェクトが調印され、投資総額は40億元を超えた。これらのプロジェクトは、集積回路、バイオ医薬、スマート設備、自動車部品などの重点産業分野をカバーしており、無錫高新区の外資活用の質と効率を高め、国際協力と競争における外資系企業の新たな優位性を強化し、協力・ウィンウィンの新しい未来を切り開くだろう。

イベントでは、外資系企業の役員代表が積極的に発言し、それぞれのビジョンと協力のルートをめぐって語りあった。三井住友海上火災保険（中国）有限公司江蘇支店総経理で、無錫日商倶楽部会長の茂呂周平氏は、無錫日商倶楽部が設立されて以来30年間、ビジネスセミナーや文化・スポーツ活動を開催するだけでなく、中日友好関係の強化にも尽力し、多くの企業会員が無錫高新区に進出したと紹介したうえ、2025年三井住友は引き続き「蛇のように鋭く道を切り拓き」、無錫高新区の発展に貢献したいと述べた。

（写真・WeChat公式アカウント「無錫高新区在線」）

懇親会でインフィニ半導体、日商倶楽部、米ジャビル、無錫日本人補習授業校などの外資系企業や学校協会が素晴らしいパフォーマンスを披露し、高新区にある外資系企業の積極的で上昇志向の精神を示し、無錫高新区の開放的な雰囲気と手を合わせて努力する精神をアピールした。

また、会場では無錫高新区（新呉区）の「新春20条」に含まれるクーポン券、下取りなどの特典の抽選活動も行われた。賞品には、高新内の総合ショッピングモール、飲食店、観光スポット、ホテルなどで使われるクーポン券、映画券、食事券、公園チケット、乗船券などが含まれている。当選者は春節期間中、「新呉で新年を過ごす」イベントの濃厚な春節の雰囲気と、無錫高新区で「食べる、住む、旅行する、ショッピングする、レジャーする」などの魅力あふれる消費生活を体験することができる。