アストラゼネカ無錫低分子薬品新工場プロジェクトが着工

アストラゼネカ無錫低分子薬品新工場プロジェクト着工セレモニー　写真・無錫日報

5月8日、アストラゼネカ無錫低分子薬品新工場プロジェクが着工した。

同プロジェクトの投資額は4億7500万ドルで、世界をリードする錠剤の連続直接圧縮技術と持続可能な包装生産ラインが導入されるとともに、デジタル化・スマート化技術が生産運営全体のプロセスに徹底的に組み込まれる。プロジェクト完成後、アストラゼネカのグローバルサプライチェーン体制が更にが強化され、無錫のバイオ医薬品産業の質の高い発展に向けた強力な推進力となることが期待される。

アストラゼネカは、フォーチュン・グローバル500社に名を連ねる世界をリードするバイオ医薬品企業として、1993年に無錫に進出して以来、中国のバイオ医薬品産業の発展に30年以上にわたり深く関わってきた。昨年は、同社の売上高が初めて世界新興市場製薬企業ランキングで首位となり、中国市場で再び製薬業界ののトップシェアを獲得した。

「今回のプロジェクト着工は、無錫のサプライ拠点が新たな発展の章を開くことを示すだけではなく、アストラゼネカが中国で深く耕すという信念と決意を見せた」。アストラゼネカ上級副総裁のトニー・プシッチ氏は「中国はアストラゼネカのグローバルサプライネットワークと全体的な発展において、益々重要な役割を果たしており、無錫は恵まれた地理的条件、整備されたインフラ、優秀な人材により、理想的で競争力のある医薬産業発展の拠点とされている。今後も無錫との連携を深め、中国の人々ないし世界中すべての人々の健康福祉向上に積極的に貢献していくと考えている」と述べた。

無錫は、アストラゼネカが中国に進出した最初の拠点であり、同社が中国で新薬の導入を加速し、イノベーションへの投資を拡大する第一選択の場所となっている。

進出以来、アストラゼネカは無錫へ累計10億米ドル以上を投資し、サプライ拠点、貿易会社、中国物流センター、中国ヘルスケアIoTイノベーションセンター、無錫国際生命科学イノベーションパーク、アストラゼネカ中金医療産業基金などのプロジェクトを展開してきた。昨年、アストラゼネカの無錫サプライ拠点は世界経済フォーラムにより「ライトハウス工場」に認定され、数年連続で無錫納税額ランキング上位にランクインしている。

現在、無錫はアストラゼネカの中国における生産・物流中継・販売・イノベーションの本部となっている。